補綴物は美しいだけでなく歯を守る形に仕上げたいものです

6月2日
一昨日、どしゃぶりの夕立がありました。
当院のスタッフも2名帰宅途中だったのでずぶ濡れになったとのこと
そんな話を市内から通勤している、のむりんにしたところ
市内では雨一つ降らなかったそうです。
山沿いだから雨が振りやすいのでしょうか???

さて、最近は口腔内の金属の害について一般の方の関心が強く
できれば金属を使用しないでほしいとよく言われます

昔はブリッジなどは金属でないと強度が確保できなかったのですが
最近はジルコニアという材料があるので、強度は確保できるようになりました

ジルコニアを初めて知った時には「革命」だと思ったものです

ただ、保険適応ではありませんので1本10万円以上かかります
まあ保険診療の補綴物がファミレス程度の素材と技術で作製されている(欠陥ではありませんが)とすれば
自費の補綴物はフレンチのディナーと思っていただいたらよいかと
プライドを持った一流の技工士(シェフ)に依頼するので良いものができてきます

しかし、一流の技工物を作製してくれる技工士(シェフ)に依頼しないと
高額なだけで内容はファミレスになってしまうこともあるのでご用心

また、歯をかぶせるということは、材料が安全であるべきなのですが
美しくなくてはいけません

この点でもジルコニアは白いですし、最近材料が進歩してきたので
ジルコニアの表面にセラミックを焼き付けてもらうと非常に美しく仕上がります
(ブリッジでない場合はジルコニアよりやや強度が落ちますがe-maxというセラミックの方が審美的に美しく仕上げることができる場合も多いのでこちらを使用することも多いです)

安全で美しい他に、さらに、よく噛める被せた歯を守るといった機能的な面もおろそかにはできません

噛み合わせたときには問題なくても
動かしたときに、干渉する部位があれば歯が傷んで最悪な場合は動揺が始まります

どのようにしてかみ合わせを調整するのかというと
顎の動きをまねできるような器械にワックスで作製した歯をとりつけて
器械にいろいろな動きを与えてもなめらかに動くように調整していきます

下記の写真の例では
通常の噛み合わせて補綴物を作ると干渉することが分かったので
真ん中の赤い点だけで噛むように調整して被せ物を作ってもらうことにしました

とにかく、被せ物ができるまでには
手間暇がかかっているのでお手入れをして長持ちさせていただきたいものです

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