自分で折ったファイルは自分で除去

7月2日
根管治療中に根管を掃除しているファイルの先が折れることがあります。
「細い細い穴にはまり込んでしまったら、取るのは絶望的」
「マイクロスコープが無いと絶対に無理」

などと、一般の歯科医師が手を出せない領域だと洗脳されていたので、
折れた場合には大学病院の根管治療の専門家に紹介して取ってもらうことにしてましたが、
取れないどころか、違う方向に穴を開けられて患者さんが戻ってきました・・・

最悪の結果です

折った自分が悪いので、なんとかしようと抜去歯で色々な道具を使用したところ
細い細い超音波のチップがあれば、自分で折ったファイルはなんとかなる
ということが分かりました

ファイルが折れたときの嫌な気持ちは、歯科医師でないとわかりません
そのため、できるだけ新品のファイルを使用してねじらないように心がけるのですが
前触れもなく折れるときは折れます

ただ、それだけ慎重にしているので、噛み込んでいることが少ないのか、かんたんな症例ばかりで助かってます

他人の破折させたファイルを取るのはマイクロスコープが無いと無理だと思いますが
自分の破折させたファイルなら方向も分かっているので今のところ数十秒でファイルが飛び出してきます

この細い細い超音波チップで破折ファイル除去する方法を編み出したのが
寺内吉継という先生です

天才ですね

寺内先生発案の道具は使用していますが
使用方法は寺内先生の論文を何種類か参考にした我流なので、
一度セミナーを受けようと思ったのですが
数年先まで予約が満杯でした・・・

破折ファイル除去よりも、セミナー予約の方が難易度が高いとは驚きました

たまにしか使用しないが、無くてはならない器具
破折ファイル除去